知っておきたい くらしのお金
生命保険が必要な人は…こんな人!
ー若い人には必要ー
毎日暮らしていると様々なリスクがあります。例えば病気で入院する。稼ぎ手であった夫が死亡する。家が火事で焼けるなどなど。保険とは滅多にないけれど、起こったとき困らないために備えるモノです。
保険金はいくら!?
ここでは生命保険の死亡保障についてすすめていきますね。生命保険というとみなさんはどんなイメージをお持ちですか?亡くなったときに2,000万円、3,000万円など高額のお金が入ってくる、といったところでしょうか?
「夫が亡くなっても3,000万円入ってくるから安心、なんとか暮らしていけそう」そんな声も聞こえてきそうです。
被保険者が亡くなった時に保険金が下りるもの、それが死亡保障です。では、その金額はどうやって決めていますか?2,000万円より3,000万円の方がなんとなく安心です。でも高額になればなるほど保険料は高くなっていきます(当然ですね)。
そこで コープ共済「あいぷらす」を例に掛金(保険料)をみてみます。
(例)男性40歳加入
必要保障を知る
安心できる保険金が欲しいけれど保険料も気になる…。
その時、決め手になるのは必要保障額です。
必要保障額の計算式(夫が夫が一家の稼ぎ手の場合)
夫死亡時から妻が死亡するまでの期間の支出 ― 同じ期間の収入
その答えがマイナスならば、それが 『保険金で備えるべき金額 = 必要保障額』ということになります。
サラリーマンでお子さん(18歳未満※)がいる場合
支出は・・・
夫の死亡時から妻が死亡するまでの生活費 + こどもの教育費 + 葬儀費用 + 妻の社会保険料 などです(持ち家、団信加入の場合)。
収入は・・・
遺族基礎年金※ + 遺族厚生年金 + 退職金 + 貯蓄 + 妻の給与などの収入 +妻の老齢基礎年金 などです。※子どもが18歳になって最初に迎える3月分まで支払われる
個人の貯蓄だけでなく、遺族年金や老齢年金などの公的保障もあることは知っておくといいですね。
生存率99%!?
万が一の時はありがたい生命保険(死亡保障)ですが、では実際にどれくらいの方が亡くなっているのでしょうか?
実は男性が40歳で死亡する確率は0.00095※1。 1,000人いたら999人は生きているということになります。たぶん(99%)生きているんだけれど、万が一(1%)の場合に備えたい!それが生命保険(死亡保障)です。必要な金額=必要保障額の保険(共済)に加入してムダな保険料(掛金)をおさえることは重要ですね。逆に、足りなければ上乗せを検討しましょう。
※1 厚生労働省 簡易生命表 令和元年
若い方には 必要!!
ではどんな方に生命保険(死亡保障)が必要でしょうか?
それは扶養家族がいて、かつ貯蓄が少ない方です。
*1,000万円の保障(必要保障額)が必要だとします。
※2 生命保険は申込、健康告知、第一回保険料の払い込み この三点が揃って初めて有効となります。
一般的に若い方は、働いてきた期間が短いために貯蓄は多くありません。しかも子どもは小さくて生活費、教育費がこれからかかってくる。そういった方には、それなりの死亡保障は必要ということになります。妻もしっかり働き、夫死亡後も経済的に困らない場合には、あまり高額な死亡保障は必要ありません。
さて「わが家」に生命保険は必要でしょうか?貯蓄はいくらあるのか?生活費は年間いくらくらいかかっているのか?そんなところからチェックを始めてみるのもいいですね。