老後を長く生きるうえで、公的年金は強い味方です。「年金はいくらもらっているんだろう?」、「私はいくらもらえるの?」とわからない方もいらっしゃると思います。一緒に考えてみましょう!
夫婦どちらか一人が働く場合は、月に約16万~約22万円
令和2年の年金平均受給額は下記の通りです。


妻が一人で働く場合
妻の厚生年金103,808円+夫の国民年金59,040円=162,846円
夫が一人で働く場合
夫の厚生年金164,742円+妻の国民年金54,112円=218,854円
世帯で月に約16万~約22万円、年間では約196万~約263万円です。
共働きだと約27万円
共働きで二人とも厚生年金に加入している場合、上記のデータを基に試算すると月額約27万円、年間では約320万円です。今後、共働き世帯が増加すると想定すると、世帯の年金収入は増加すると考えられます。これまで女性は短時間の勤務期間があったり、結婚や出産などで退職したりすることが多かったため、年金額は男性に比べて低くなっています。今後は差が縮まることが予想されますね。
年金額を知るには??
まずは、誕生月に届く「ねんきん定期便」で確認しましょう。35歳、45歳、59歳の節目年齢の方へは封書で、それ以外の方にはハガキが届きます。さらに詳しく知りたい方は、お近くの年金事務所で相談できます。

↓クリックすると「日本年金機構ホームページ」へ移動します


年金相談に関する一般的な問い合わせは
「ねんきんダイヤル」0570-05-1165(ナビダイヤル)
また、厚生労働省で試験運用中の「公的年金シミュレーター」でも年金を試算できます。
厚生労働省ホームページ「公的年金シミュレーター」
https://nenkin-shisan.mhlw.go.jp › main.html
現在の支出を知ろう
大切な老後の資金がいくらになるかを知るとともに、「今の生活費がいくらかかっているのか」家計簿などを活用して知ることも大事です。収入の範囲内で暮らしていれば、生活が破綻することはありません。
働き方や加入の年金制度によって、年金の受け取り金額は異なります。「老後をどう暮らしたいのか?」をイメージするとともに、収入の柱となる年金額も知っておくと安心ですね。