「里海づくり」を支える取り組みについて学びました。
9月7日(金)鈴鹿センターにて、恩納村漁協さん、井ゲタ竹内さんにご協力いただき、生協キッチン 恩納村「海人の料理交流会」を開催し、15名が参加しました。
沖縄の海でも地球温暖化の影響により、サンゴの白化現象がすすんでいます。サンゴは海の生態系にとって大切な役割を果たしており、サンゴを守ろうと人の手による保護・再生等を行い、豊かな海を守る「里海づくり」が続けられています。コープぎふ・あいち・みえもこの取り組みに賛同し、サンゴの植え付け活動による里海づくり活動を毎年すすめています。
▲サンゴの植え付け資金目録の贈呈のようす
生協キッチンでは、恩納村漁協のみなさん、井ゲタ竹内さんより、里海づくりの取り組みについて、サンゴの養殖について、また、もずく養殖と加工についてなどを詳しく教えていただきました。
もずくは種付けから育成、海に潜っての収穫、雑藻(ざっそう)を取り除くなどの養殖の作業、洗浄や選別台で人の目と手の感触で異物を除去する作業、殺菌、充填、微生物検査を経てようやく出荷されます。もずくが食卓にのぼるまでの海での大変な作業や製品へのこだわりをお聞きしました。
実際にもずくの異物選別作業を体験しました。みなさん注意深く手で触りながら選別し、ようやく養殖網の切れ端を発見しました。「こんなに細い網の切れ端を見つけるのは大変。」
その後もずくを使った海人の料理をみなさんで一緒に作りました。メニューはもずく天ぷら、もずくと豚バラ白菜のさっぱり煮、もずく味噌汁、もずくと筍の酢っきり混ぜご飯です。恩納村の海ぶどうも一緒に美味しくいただきました。
参加者の感想より…
・こんな学習会は始めてでした。またこんな企画に参加したい。
・無意識に食べていたもずくでしたが、商品になるまでの大変な作業がある事がわかりました。
・もずくのことを知っているようで知らないことが多くあって大変勉強になりました。
・沖縄に行って生産現場を見てみたくなりました。
・もずく料理の幅が広がりました。
・もずくにも多くの人たちの苦労があることを知って勉強になりました。少しでも生産者の方々の苦労を思いながらサンゴ募金に協力していただきたいと思います。
・生産者の方々の努力に感謝です。