高い技術をもつ土鍋メーカー、銀峯陶器さんを訪ね お話を伺いました。
11月1日(金)萬古焼で知られる四日市市阿倉川にある銀峯(ぎんぽう)陶器さんで産地工場見学会を開催し、組合員4名が参加しました。
まず、配合された粘土や釉薬が大きな機械でこねられ、成形され、窯で焼かれるところを見学しました。押し出された土は型にぎっちり詰められ、乾燥に送られます。一面に並ぶお鍋は壮観でした。銀峯陶器さんの陶器はペタライト(鉱物の一種。陶土として高熱に強く土鍋に用いられる。)をたくさん配合しているため、割れにくいそうです。しかし陶器の中を歩くのはちょっと緊張します。
次に窯を見学しました。長―いトンネルのようになった窯は、窯の中に土鍋を積んだ台車が一台一台入っていくようになっています。一台入ると一番最初に入れた一台が出てくる仕組みになっており、夜は人がいなくても、自動的に出てくるそうです。
11月4週商品案内に掲載されている無水調理鍋BLISSIOの製造現場も拝見しました。無水調理ができるのは、高い技術でふたと本体がぴったり重なっているから。接地面は丁寧に職人さんが研磨されていました。枝豆だけ入れたら味の濃い蒸し枝豆ができるそうです。

無水調理鍋「BLISSO」は11月4週商品案内でご覧いただけます。
また、陶器の原料である鉱石や粘土は、採掘した中の特に状態のいいものだけを使っているそうです。国産のいい原料の需要はあるものの、それ以外の状態の荒い鉱石や粘土を使って作るタイルや建材は国産の需要が無く、トータルでの採算が取れないため、原料を供給してくれる採掘業者さんが減っているとのお話も伺いました。
世界に誇る地元メーカーさんの見学会、こだわりをたくさん伺えてとても勉強になりました。
≪参加された方の感想より…≫
・品質の良さがよくわかりました。四日市の産業はすごいですね。
・商品のこだわり、高価な理由などがよくわかった。
・銀峯さんのブリシオは大変興味深く見学させていただき、とてもよかったです。商品とても期待しています。