「森の環境 体験・学習」(11/23) | 生活協同組合コープみえ

「森の環境 体験・学習」(11/23)

森の持つ大切な役割と木の暖かさを体験・学習しました。

 11月23日(土)津市美杉町上多気 旧多気(たげ)保育園にて、「森の環境 体験・学習」企画を開催し、組合員10家族、28名が参加しました。

 この企画は、地域の自然を活用した体験や学習を通して、中山間地の問題や森のもつ大切な役割について学べるよう開催しています。また、コープみえの森についても紹介し、取り組みを知っていただく機会としています。
 

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 この企画では、中山間地や林業、環境の学習、飯ごう炊飯、木の丸太切り、お箸作りを体験します。

 中山間地や林業の学習では、多気の郷元気づくり協議会の木下様より、山に囲まれた地形が自然の要塞となり、お城が築かれていたこと、大阪方面からの伊勢詣での街道として栄えていた美杉地域の歴史、現在では木の家が少なく、外国産の安い木材が使われるようになり、林業の担い手不足から美杉地域の山の手入れがすすんでいないという中山間地の問題について、お話しいただきました。

 NPO法人もりずむの藤崎さまからは、森林浴や木の製品から得られる効果や、木はむだなく使えること、森と暮らしをつなぐ取り組みについてお話しいただきました。

 

▲オリジナルソングや、手作りの木のオカリナ演奏も披露いただきました!

 飯ごう炊飯では、大人も子どもも協力しながら薪をくべ、火加減をみながらご飯を炊きました。

 

▲おいしそうに炊き上がりました!

 多気の郷元気づくり協議会のみなさんにご協力いただき、豚汁と一緒に炊きたてご飯をいただきました。

▲飯ごうで炊いたご飯、おいしい!

 午後からは、コープみえ職員より、コープみえの森についてのお話がありました。また三重県環境学習情報センターの木村様より、森から流れる水が海を守り、森が温暖化を防いでいること、森は緑のダムとして水を貯えていることなど森の役割についてお話いただきました。

 その後ヒノキの丸太切りに挑戦、切り出したヒノキはとてもいい香りがします。集中力を高める効果があるそうです。スギの間伐材を使ったお箸は、子どもたちが自分の使いやすい長さに切ってもらいサンドペーパーで磨きました。こちらもいい香り。スギの香りはリラックス効果があるそうです。

 積み木で遊んだり、木のオカリナを吹いてみたり、楽しく体験もできました。

 最後にコープみえの森を見学しました。急な斜面に驚きながらも、小さい子どもたちも植樹された木々を見学しに山の上のほうまで登りました。

 

≪参加されたみなさんの感想から…≫

・木下さんのふるさとへの愛がとても伝わってきて感動しました。近年の自然災害を見ても、治山治水は緊急の課題です。広く全国民が山を守ること~川~海を我がこととして考えなくてはと思います。

・現場の方、地域の方の生の声はすごく響きます、貴重なお話だと思いました。炊きたてのご飯の美味しさに親子共々びっくりしました。災害時のイメージにもつながります。丸太切りやお箸づくりはとても良いにおいで癒されました。木の音の出すハーモニーの優しさに感動しました。子どもたちにも木に触れ、良い体験をさせていただきました。

・林業の大切さがわかりました。森のお話は写真があり見やすかった。森の大切さがわかりました。木の楽器、音の良さを感じました。子どもはオカリナ体験がよかったとのことです。