一人ひとりが食生活を考える機会に。
11月21日(土)三重県教育文化会館にて、講師に三重県環境学習情報センター 前センター長 佐野正和氏をお迎えして開催しました。
当日は新型コロナウイルス感染対策のため、入場人員を制限し、オンラインでの受講者も含め40名が参加しました。
講演では、地球環境と私たちが毎日食べる食品を通じて発生している問題について、お話いただきました。
「いま世界では深刻な環境問題に直面しています。それは地球に住む全ての人が関わっており、便利で快適な生活を受けてきた代償といえるのではないでしょうか。
現在の豊かな生活の裏側で、ものを作る人と使う人のつながりが複雑になってきています。しかし、私たちのくらしが人や地球環境とつながっていることには変わりません。
私たちが選ぶ食べもの、着るもの、お金をどう使うかによって、生産者や地球環境に与える影響が変わってきます。誰もに『つくる責任、つかう責任』があるのです。
私たちが、食品ロスを出さない買い物の工夫やエシカル商品を選ぶことで、食べものを作る労働や環境への負荷が軽くなり、人や地球を守ることにつながっています」このようなお話がありました。
食品廃棄の問題は、廃棄物処理の問題だけでなく、その食べものを作るための水やエネルギー、資源や労力を捨てていることになります。食べることを大切にし、豊かにくらしていくために私たちができることを教えていただきました。