「第五福竜丸」のお話から核の恐ろしさ、平和の大切さを学びました。
3月6日(土)オンラインにて、アメリカの水爆実験により被ばくした遠洋マグロ延縄(はえなわ)漁船「第五福竜丸」のお話を聴く くらしあんしん講座「紙芝居から親子で学ぶ『第五福竜丸』」を開催しました。
マーシャル諸島での水爆実験により多くの漁船が被害を受け、マグロは廃棄せざるをえず、全国でマグロが売れなくなったことや、第五福竜丸が被ばくしたのち、伊勢の強力造船所での改造時、作業員のみなさんが被ばくした船に携わることで差別を受けたことなどを、株式会社ゴーリキ代表取締役会長 強力修氏にお話しいただきました。

オンライン学習の様子
また、こどもたちにもわかりやすく伊勢弁で、当時の強力造船所の所長であった強力善次氏が主人公の、第五福竜丸の一生を描いた紙芝居「わしのだいじなふね第五福竜丸」を 阪本典子さんに読んでいただきました。
紙芝居の作者、二見正直氏にも、この紙芝居最後は扉を閉めない「終わりのない物語」なのだと、お話いただきました。

株式会社ゴーリキ 元総務部長 阪本典子氏

「わしのだいじなふね 第五福竜丸」作者 絵本作家 二見正直氏
また、最後に、都立第五福竜丸展示館の安田和也氏にもご出演いただき、「平和」を学び、継承していくことの大切さをお話いただきました。
コープみえでは、三重県伊勢市に縁のある「第五福竜丸」のお話を子どもたちや地域の方に知ってもらい、平和の大切さを学びあう学習会や催しを行っています。
2019年「牛乳パックでつくる第五福竜丸・伊勢と第五福竜丸のお話」