『ゲノム編集とは何か?』『ゲノム編集の目的は?』というお話から『直面する農業の課題』等、わかりやすく説明いただきました
3月18日(木)にオンラインと伊賀センター会議室での会場参加において、生活協同組合 東海コープ事業連合商品検査センター 松本博之センター長を講師にお迎えし、「ゲノム編集食品の基礎知識」をテーマに講演会を開催し、オンライン参加をふくめ25名が参加しました。
松本センター長より「多くの消費者は流通に出回っている『ゲノム編集食品』のことを知りません。知らないで口にするというのはとても不安に感じるものです。ゲノム編集食品がどういうものなのかを知っておくことが大事になってきます。まず今日の講座で『知る』ことから始めましょう」という趣旨で、次の3項目についてお話をいただきました。
*ゲノム編集食品とは?
*食品としての国の取り決めは?
*日本生協連の対応について

リモートでの学習の様子
育種別の比較【『従来の育種』、『ゲノム編集』、『遺伝子組み換え』の比較】から『ゲノム編集』と『遺伝子組み換え』の違い等を学習しました。
*ゲノムとは…
つながってできているDNAのすべての情報です。
*ゲノム編集技術とは…
細胞のDNAを狙って切断し、突然変異を起こさせてDNAに決まった働きをさせたり、働かなくさせたりする技術です。毒素を作らないジャガイモや、筋肉量を増やしたタイ、GABAを多く含むトマトなどが開発されています。
【今回参加された組合員からの声】
・ゲノム編集をハサミ遺伝子として例えていたところがわかりやすかった。遺伝子組み換え食品は体内に残ること、自然界ではほぼ起こらない事。遺伝子組み換え食品の方が怖いな、という感想を持ちました。
・難しいお話を分かりやすく、必要な要点をお伝えしてくださったので良かったです。日常、気にはなっていたゲノムですが、今回のお話で身近に感じ、日々、情報に耳を傾けていこうと思います。ありがとうございました。
・口にする物の安全を普段はあまり気にしないで食べていますが、今回の話を聞くと食事の安全性、大切さか分かります。難しい事ですが、遺伝子組み換えとゲノム編集の違いがよく分かりました。
・今後生協でゲノム編集食品の学習会を行う機会があれば是非開催してほしい。今回のバージョンアップ的なものをお願いします。今回はありがとうございました。