第二のセーフティネットとして鳥羽市社会福祉協議会と連携していきます。
▲写真左より コープみえ南勢地域 奥田智子理事、鳥羽市社会福祉協議会 赤尾会長、コープみえ 鈴木理事長、コープみえ伊勢センター 増田センター長
4月2日(金)、コープみえは鳥羽市社会福祉協議会と『鳥羽市生活困窮者自立支援事業の連携に関する協定』を締結式を行い、鳥羽市社会福祉協議会 赤尾 勉会長と生活協同組合コープみえ 鈴木 稔彦理事長が、協定書に署名し相互に協定書を交わしました。
この協定は、鳥羽市内の生活困窮者を対象に緊急的に食糧等を提供するために、コープみえが取り扱い、保有する食品等を無償で寄贈することを目的としています。食品等の有効活用を実現するとともに生活困窮者支援等の地域福祉に寄与することとして締結するものです。
【鳥羽市社会福祉協議会 赤尾 勉会長の挨拶】
「昨年の春より鳥羽市でもコロナの影響が大きくなり、3月に牡蠣養殖の技能実習生が帰国できなくなる事態を受けて、鳥羽市社会福祉協議会では支援活動を行いました。同様に子ども食堂への支援活動も行ってきました。以降も明日の「さくらパントリー」に支援をいただいていることに感謝しています。今回の協定によって長期的な協力と支援をいただけることにありがたく思います」
【生活協同組合コープみえ 鈴木 稔彦理事長より挨拶】
「鳥羽市社協さんとの協定の締結を嬉しく思います。また、提携に至るまで各位のご尽力に感謝します。組合員一人ひとりのくらしをよくしていくことが生協の理念の根本ですが、組合員が笑顔でいるために地域社会、全体がよくなっていかねばなりません。今回の協定から、みなさんの手を借りながら少しずつ支援をひろげていければと思っております。実践を通して成長する協定であることを願っています」
鳥羽市においては、平成28年4月より、「みえ福祉の『わ』創造事業」として、県内の市町社会福祉協議会とともに地域公益的活動として生活困窮者緊急食糧支援等で参画されてきました。鳥羽市でも様々な機関と連携しながら福祉の『わ』を立ち上げ、生活福祉資金の貸し付け利用者、生活困窮者のケースの方に対して、食料の手渡しなどを行い、支援してきました。
近年では、新型コロナウィルス感染症による景気の停滞などから、牡蠣養殖の外国人技能実習生を受け入れ、また観光産業への依存が高い鳥羽市では、生活困窮者の暮らしを一層圧迫するケースもあり、今後も第二のセーフティネットの存在が求められていました。
2020年6月 浦村 牡蠣養殖技能実習生への支援報告はこちら
この協定の締結前に、コープみえは2020年6月に鳥羽市浦村で牡蠣養殖の技能実習で来日中の中国人技能実習生が、コロナ禍で帰国できなくなり生活に困窮していた際、精米・食料・飲料などの支援を行いました。また、2021年4月3日に開催される「さくらパントリー」の活動にも精米・食料品・飲料・調味料などを提供します。
コープみえでは、組合員から受けた良品な返品食糧品の無償提供を行うことで、鳥羽市社会福祉協議会の生活困窮者等支援事業の一助となり、誰もが安心してくらせる地域づくりをめざして参ります。
コープみえでは、生活困窮者支援の協定を、伊勢市社会福祉協議会・鈴鹿市社会福祉協議会・四日市市社会福祉協議会・津市社会福祉協議会・伊賀市社会福祉協議会・名張市社会福祉協議会・尾鷲市社会福祉協議会と結んできており、それに続く協定締結となりました。