【紀北】へいわのつどい「へいわの本だな」開催 | 生活協同組合コープみえ

【紀北】へいわのつどい「へいわの本だな」開催

「大人のための朗読会」と「子どものためのお話し会」

 例年、この時期になると紀北へいわの会が主催し、御浜町中央公民館で平和に関するイベント「へいわのつどい」が催されます。今年も平和に関する本や写真の展示会を8月3日(火)~15日(日)に開催し、8月8日(日)は「大人のための朗読会と子供のためのお話し会」が開かれました。開催期間中を通した参加者は120名、8月8日(日)は32名が参加されました。へいわの本だなは8月15日まで開催しております。

 8月8日(日)には熊野市在住の中田重顕さん、戦没者遺族で御浜町阿田和在住の下川喜美子さんと阪本浩子さんをお招きし、下川さんは残された親族、家族の切なさに想いを馳せました。阪本さんは太平洋戦争に従軍した兄の日記を朗読されました。『二度と戦争をせず、私たちのような悲しみに沈む遺族を生んではならない』と言う言葉が印象的でした。また、へいわの会のメンバーが子どもたちに原爆を投下された広島の惨状を描いた絵本「ひろしまのピカ」の朗読、紙芝居「ちっちゃい こえ」を披露されました。

 へいわの会の「へいわのつどい」は、戦後50年となった平成7年を機に始まり、戦争の悲惨さと平和の尊さを語り継ぐ取り組みを行っています。

へいわの会からのメッセージ

 コロナ禍でのすすめ方を検討してきましたが、展示と朗読会が開催できてよかったと思います。高齢化がすすんでいますが、若い世代へ伝えていくことが大切なので来年も続けていきたいと思います。

へいわの本だな
平和の本だな

※コープみえでは、「ちっちゃい こえ」の脚本を担当した詩人アーサー・ビナードさんの平和講演会を、6月23日に開催しました。
『ちっちゃい こえ』に耳をすまそう開催報告