産地交流会を開催しました | 生活協同組合コープみえ

産地交流会を開催しました

生産者さんとの交流を大切にしています

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、産地や生産者さんとの交流機会が減少しています。このような状況だからこそ、今までと変わらずお互いに良好な関係を保つため交流会を開催しました。生産者さんの想いやこだわり、生産をするうえでの苦労話などを直にお聞きし、改めて商品について学ぶ機会となりました。

多気郡農協さんとの交流会

 新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いてきたため、11月18日に圃場がある多気町現地にて交流会を開催し、部会長の浦田さんに案内していただきました。交流会は「松阪商品活動をすすめる会」の組合員、理事、生協職員が参加しました。

 多気郡農協さんでは「三重の次郎柿」や、*栽培自慢に認証している「多気みかん」を栽培されています。多気町は比較的温暖な地域で、年間降水量が約2千mmとみかんの栽培に適した気候です。

 前半はみかんが栽培されている圃場へ向かい、みかんの栽培状況や出来栄えを生産者の小野さんに伺いながら実際に試食を行いました。組合員からは「みかんが甘くなる条件は?」、「収穫時期はいつ?」、「獣害対策は?」など質問や意見交換を行いました。

*栽培自慢とは?
 地域環境、安全性に配慮して生産管理を行っている生産者が、栽培する農薬使用を減らした(こだわった栽培)農産物、おいしさを追求した農産物に対して認証されます。生協が3年に一度、生産のしくみや農場の評価を行なっています。

栽培方法、品種による味の違い、苦労話などをお聞きしました

試食の様子
みかん以外にもレモンやキウイなどを栽培されています

 新型コロナウイルスの感染対策として外で試食を実施し、みかんの品種による特徴や味の違いなどを確認しました。

 生産者の小野さんは、「必要最低限の農薬使用で、安全・安心なみかんをお届けしたい」との想いで独自の有機質の肥料を使用し、農薬の使用回数も通常の約7割に控えてみかんを栽培されています。農薬を使用した際には生協へ報告しています。また、今回のような産地交流会やふれあいウォーキングなどを通して、産地の顔がみえる化にも取り組んでいます。

 みかんは太陽光を受けて甘みが増します。今年のみかんは猛暑に見舞われながらも、とても甘みの強いみかんに育ちました。こだわって栽培されたみかんは、小野さんご夫婦で収穫作業を行っています。こだわりの多気みかんをぜひ、ご利用ください🎵

多気みかん(1kg)

 後半は多気郡農協 三谷さんにご案内いただき、柿の選果場を見学しました。多気郡農協さんの向かい側に柿の選果場があります。栽培されている「三重の次郎柿」は、選果場で人の手と機械で柿のサイズ毎に選別したり、傷んでいる柿を取り除いたりしています。

 人の手と機械で選別された後、1個ずつ柿を撮影する機械を通して梱包されます。

梱包の様子

三重の次郎柿」のこだわり

  1. 渋抜きがいらない完全甘ガキなので、食べ頃直前まで収穫しません。朱赤色に染まった果実がその証拠です。
  2. 大玉で食べ応えのある柿をつくるため、実がつくまで時間をかけています。
  3. 葉をあえて細かく取り除くことで、柿の外観向上に取り組んでいます。

三重の次郎柿(3玉)

 なんと、「三重の次郎柿」が商品案内に掲載されるのは2016年以来5年ぶり!!企画を心待ちにされていたみなさま、お待たせしました!

 こだわって栽培された多気みかん、三重の次郎柿をぜひ、ご利用ください。

JA青森(浪岡農協)さんとの交流会

 交流会の前半では産地紹介、選果場での作業内容や役割などについて説明いただきました。後半は生産者さんやJA職員を交えながら、今年のりんごの出来栄えやおすすめポイントについて参加者全員と質問や意見交換を行い、交流を深めました。

オンライン交流会の様子

 JA青森 佐々木さんからは、「今年は日照時間が短く猛暑と、りんごにとって過酷な天候だったため収穫量が昨年の7割ほどに留まっています。しかし、甘みが強く品質は良いのでぜひ、多くの組合員にご利用いただきたいです。」とおっしゃられていました。