微生物の力で生ごみを堆肥に!
6月8日(水)松阪センター エリアコーディネーター企画「生ごみを有機肥料にかえる!」講座を開催し、組合員10名が参加しました。2020年度 コープみえ環境活動寄付先 松阪ダンボールコンポストの会のみなさんにダンボールコンポストのつくり方を聴きました。
松阪ダンボールコンポストの会 柴田さんのお話によると、家庭ごみの量は増加傾向にあり、松阪市の平均で一日一人あたり984g(三重県では947g)のごみを出しているそうです。そしてこのごみ処理の問題はごみを燃やすことによる大気汚染だけでなく、松阪市だけで年間16.2億円もの費用がかかっているということでした。
ごみの削減には「3R ①リデュース(ごみをつくらない)・②リユース(繰り返し使用)・③リサイクル(再資源化)」が大切で、ダンボールコンポストはごみの量を半減できる取り組みです。
堆肥化中のダンボールコンポストを見せてもらいました。
生ごみのにおいはまったくなく、土のいいにおいがしました。
参加したみなさんでコンポスト用ダンボールを組み立てました。
クラフトテープを使い(通気できるように)水分でダンボールがへたらないよう内側を2重にし、底とフタの縁は補強します。
みなさんにはこの箱とコンポスト用基材(ピートモスともみ殻くん炭3:2)を持ち帰っていただきました。※ピートモス:苔などが腐食してできた泥炭
↓コンポストのつくり方です。基材を水と混ぜ、握って少し固まる程度にします。

↑コンポスト用基材(一袋が一箱分)
ダンボール箱に移します。
ここに生ごみを入れてかき混ぜ作業3ヵ月→月1回リフレッシュ(かき混ぜて乾燥させる)→約5週間で堆肥化します。虫の侵入を防ぐため、布製のキャップや虫よけ材を使うと効果的だそうです。
そのほか、コンポストに入れないほうがよいもの、熟成のタイミングやトラブル対処法もお聴きしました。

↑ダンボールコンポストは通気性の良い置台を使用します
松阪ダンボールコンポストの会のみなさん、松阪エリアコーディネーターのみなさん、ありがとうございました!
広報誌ひだまり2021年11月号でも紹介しています