くらしあんしん講座 「~高齢化社会を安心して暮らすために~ 介護に関する基礎知識」を開催しました! | 生活協同組合コープみえ

くらしあんしん講座 「~高齢化社会を安心して暮らすために~ 介護に関する基礎知識」を開催しました!

地域で生き生きとくらし続けていくために。

 8月24日(水) 伊賀市社会福祉協議会 会長 平井俊圭氏を講師に、くらしあんしん講座「~高齢化社会を安心して暮らすために~ 介護に関する基礎知識」を開催しました。

 

 

 5つのテーマ ①高齢社会の現状、②介護に関する相談先、③介護保険制度の概要、④仕事と介護の両立、⑤社会参加で介護予防の介護の現状と心構えをお聴きしました。

 今後人口は減少傾向にあり、2025年には現役世代と高齢者の比率が1.8:1人になるという試算になっています。また、介護職員の不足も懸念されており、今後介護がますます身近になってきます。老後の備えのために貯蓄しているという人が過半数を占める貯蓄についての調査データもあり、老後・介護への不安がうかがえます。

 今、社会では介護が負担になったための悲しい事件や、孤独死など、誰もが安心して老後を過ごすことが難しい一面があります。福祉や地域活動とつながり、生き生きと過ごすことが病気を予防し老後の人生を左右することを学びました。人が生き生きとくらし続けていくために必要な制度を知り、活用することも大切なことです。

 人にはそれぞれ その人の生きた素晴らしい人生があり、年老いても輝きはその人の思い出の中にあります。
 難病であるALSの患者さん家族のお話、ある施設で人生を終えた女性の手紙の朗読があり、介護する人も介護される人も、お互いにその人生を知り、人と人どうしが支え合っていく、そんな地域社会づくりが大切であり、生協もそうであってほしいとと締めくられ、講演は終了しました。

参加者の感想より…

〇最後の女性の残した文章、私を知っては、なんだか悲しくなってきました。 藤井さんの話、話ができなくでも目と眉の動き、足の親指で文字を動かすことができてすごいなと思いました。 人との会話は、1日5人以上だと認知症予防とのこと。私は、主婦のため出かけないと1日2人です。気をつけようと思いました。 いろいろ勉強させてもらいありがとうございました。

〇講師の先生のお話がとても分かりやすかったです。ただ、内容が豊富すぎたとも感じました。もう少し絞ってお話をいただいても良かったかと思いました。でも、どれも聞きたい内容で、削るのは難しいと感じましたので、連続講座にして頂くとよかったかと思いました。

〇終末ケアでクオリティオブライフということを聞きましたが、介護を必要とする方に対して人としての尊厳を大切にするということと重なりました。介護だけでなく、常に人との関係はそうあるべきだと思いますが、介護する側の気持ちの余裕がなかったりする場合、気をつけねばと思いました。余裕を持てるような環境整備も必要です。また、命は膨大なつながりの中にあるということを改めて気づかされました。私の両親は既に他界しましたが、同じような世代の大先輩に今度は私が何か役立つことをしたいと思いました。  介護保険制度や認知症予防等具体的に示され、これからの参考になりましたが、高校生の映像作品や手記の紹介とともに前述した根本的な心構えに改めて気づかされたのは、やはりご住職でもある方が講師であったからだと思いました。ありがとうございました。

〇高齢化の現状や介護について基本的なことがわかりました。意思の伝達への欲求が、人間として生きる力をささえているということがビデオやヘレンケラーの話からよくわかりました。

〇介護保険の受け方が分かり利用したい。知らないことを多く知り勉強になった。

〇介護に関する現状がよくわかりました。今後、少子高齢化がますます進み、先々考えると不安になりますが、その分ロボット技術は発展し、介護そのものに対しては人の手が少なくて済むと思いますが、意思伝達、コミュニケーションはロボットでは代用できないだろうと考えます。そこで、寝たきり、引きこもり、認知症にならないために、コミュニケーションをとれる場を作ることが大切だと思いました。1日5人の人との会話が必要ということが、印象に残りました。 貴重なお話をお聞きでき、どうもありがとうございました。

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