長所が短所になってしまうプラスチック。
11月30日(水)三重県環境学習情報センターの坂崎氏を講師に、海洋プラスチック問題について考え、ふろしきの活用方法を学ぶ“くらしあんしん講座”を会場とオンラインで開催しました。


海洋プラスチックとはどんなもの?ということや、世界地図をみながら海ごみのが多いエリア・ふろしきの歴史などを教えていただいた後、色んなサイズのふろしきをつかいながら活用方法を実践で行いました。
ここ数十年ほどで急激にプラスチック製品が普及し、丈夫なプラスチック製品は私たちの生活になくてはならないものになりました。
しかし、プラスチックは海の波や紫外線などの影響で破れて小さくなることはありますが、基本的には自然に分解されません。小さくなったプラスチックをマイクロプラスチックと言い、鳥や魚などが食べてしまい、それを人間が食べてしまう恐れがあります。
『自分はポイ捨てなんてしないし、問題ない。』と思っていませんか?
海のプラスチックごみは、近くで遊んでいた人が出したとは限りません。現に洗剤などの生活ごみが落ちていることもあります。日常生活のごみが風に飛ばされたり、川で流されたりして海に行きます。
プラスチックは便利だけど、使い捨ての生活は見直してみませんか?
コンビニのフォークなど、家で食べるときはなくても大丈夫ですよね。「もらえるから」ともらうのではなく、本当に必要か考えることが大切です。
ごみを減らす3R
リデュース:ごみをださないように努力する
リユース:くりかえし使ってごみにしない
リサイクル:資源として再利用する
ふろしきを活用して、ごみをださない工夫をしてみましょう。
●結ぶときのポイント
*ひとつ結び:端を片手以上残す

*ふたつの端で結ぶ:たて結びは取れやすいので、必ず真結びになるように結ぶ


●結びを組み合わせてバック風にアレンジ
*すいかづつみ
丸いものは両サイドで真結びをして、片方の結び目をもう片方の結び目の中に通す。


*りぼんバック
三角に折り、両サイドを中央で真結びにし、頂点を真結びにする。
他にも大きめのふろしきを2枚使えばリュックになり、ハンカチを使えばボトルカバーにもなります。
ふろしきを普段から持ち歩き、愛用している講師の坂崎氏。
気に入っているポイントとして、汚れたら簡単に洗うことができること、入れるものの大きさに対応できることとのこと♪
ぜひおうちに眠っている“ふろしき”を活用してみてください。
参加者の感想より…
〇普段はあまり馴染みのなかった風呂敷でいろんな包み方を知ることができて、楽しい時間を過ごせました。今後はどんどん使っていきたいと思います。ありがとうございました。
〇地域のイベントで試してみます。子どもと一緒につつんで、環境のこと考えてみるキッカケにしたいです。