大事な老後の資金のやりくりについて学びました
「くらしの見直し講演会」は、組合員のみなさんにくらしと家計について考えてもらうためのライフプランニング活動として開催しています。
定年後のくらしや老後のお金の使い方などをテーマに、6/21(水)に「くらしの見直し講演会~人生100年時代のくらし方とお金の算段を考えましょう~」をアスト津とオンラインで開催し、計42名が参加しました。
講師の髙橋佳良子さんはCFP®の資格をお持ちで、身近な例を交えながら人生100時代の親子孫三世代にくらしのヒントと前向きに生きる力を提供することを大切に、各地で講演会を行われています。
CFP® …FP(ファイナンシャルプランナー)の上級資格

人生100年時代と言われる今、まずは老後に必要なお金を知って「何に、いくらくらいかかるのか」を見積もることが大切です。そのための準備が今回のテーマである「算段」です。くらし方の算段を考えることで、老後のお金を管理しやすくなるとお聴きしました。
老後に必要な資金は人それぞれです。「今、現金化したら自分の財産はいくらなのか」を知るためにも、現在の財産状況を一覧化し、預貯金や不動産などの資産・負債を確認することで、老後の資金のやりくりがみえてきます。くらし方が多様化した現代だからこそ、子どもや孫に自身の財産状況を伝える、亡くなった際のお見送り方など自分の意思をしっかり伝えることが重要です。そうすることで、もしもの時に役立つだけでなく、三世代にわたって関係を円満に保つことにつながります。
「老後の健康状態が不安だから」といって、むやみにいろんな保険に加入してはいけません。「どんな条件で、どんな保障が受けられるのか、その期間はいつまでなのか」を軸にして考え、加入を決心することが大切です。高齢期に必要なのは、「生きるための保険」だと学びました。
お金のやりくりだけでなく、ご近所との付き合いは老後の生活を送るうえで非常に重要です。ある災害の記録では、日頃からご近所と円滑な関係を築いていた高齢者は、逃げ遅れることなく避難できたというデータもあります。外出が億劫になると、コミュニケーションの機会がなくなってしまいます。周囲の方とたすけあって生きてくためにも、ご近所の方との会話を心掛けることを学びました。
楽しくわかりやすい髙橋先生の講演を、参加者はうなずきながら聴き入っていました。

参加者の声(一部抜粋)
- 老後30年間で2千万円もの資金が必要だと言われているので、学んだことをさっそく実践していきます。
- 身近な例を取り上げて講義いただいたので、複雑な仕組みもすんなり理解できました。参加して良かったです。