東日本大震災の経験者から学ぶ「防災学習会」を開催 - 生活協同組合コープみえ

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 東日本大震災の経験者から学ぶ「防災学習会」を開催

2024.03.05

コープみえでは2019年度から、税と社会保障・平和憲法・食の安全・子育て・性教育・環境をテーマにくらしの諸課題について地域の方へ学習会を継続して開催しています。

下期の「くらしあんしん講座」では、3.11に学ぶあの日、そして未来へと題し、東日本大震災を経験した震災の語り部、紺野堅太さんを講師にむかえ3月2日(土)に防災学習会を鈴鹿医療科大学 白子キャンパスで開催しました。当日は、会場とオンライン参加を含め約50人が参加しました。
紺野さんは、岩手県釜石市の釜石東中学1年のときに被災し、同中の生徒と地域の人たち約600人が津波から逃げ延びた「釜石の奇跡」の当事者になります。

「釜石の奇跡」を起こせたポイントとして以下を語られました。
1.地域のハザードマップを知ること ※過信してもいけないこと
2.徹底した避難訓練        ※様々な状況を想定した訓練
3.津波てんでんこ         ※津波が来たら早く各自でてんてんばらばらに高台へ逃げよう

災害は予想を超えた被害をもたらしますので、災害に向けた事前の準備や心構えが重要です。
今年元旦に発生した令和6年能登半島地震からより一層“防災”への高い関心が寄せられています。ここ三重県でも南海トラフ地震の発生が10年以内で30%程度、30年以内では70%~80%程度の確率といわれており危惧されています。
参加された方からは、「改めて今日から防災に向けての備えをします。学んだことを地域の人たちにも伝えていきます」と声がありました。

最後に東日本大震災発生から福島サロン訪問を2016年から実施しており、昨年訪問された大津さん・村木さん・日置さんの3名より報告がありました。