福祉サービスセンター松阪のクリスマス会と利用者さん祝100歳紹介!
2025.12.28
12月25日(木)、コープみえ福祉サービスセンター松阪で毎年恒例のクリスマス会を開催しました。音楽と笑顔、そして「人生100年時代」を象徴する素晴らしい利用者さんがみえることをご紹介します。

音楽でつながる「歌う喜び」溢れた演奏会
クリスマス会では、組合員と職員の有志による“もこリーナ&のこホン”のボランティア演奏会が開催されました。定番のクリスマスソングから懐かしの名曲まで、多彩なメロディが13曲披露されました。会場は、音楽に合わせ振ると音が鳴る小物を手に、手拍子をしたり自然と体を動かしたりと、みなさん笑顔で聴き入られていました。


参加された12名の利用者さんからは自然と大きな歌声が沸き起こり、「普段はこんなに大きな声を出さないのに、今日はつい一緒に歌ってしまったわ」とはずんだ声で話される方もいらっしゃいました。
演奏ボランティアの皆さんは、普段から様々な場所でボランティア活動をされていますが、この日の盛り上がりには一段と手応えを感じた様子。「皆さんの生き生きとした表情や歌声に触れ、私たちの方が元気をいただきました。喜んでもらえることが何よりの励みになります」と、温かな交流に喜びを噛み締めていました。
「ぜひまた来てほしい!」という熱烈なアンコールにも応え、最後の一曲まで会場は熱気に包まれていました。昼食の特別メニューも大好評で、「ここに来て本当に良かった」と喜びの声が溢れました。
演奏会の後には、施設職員より利用者さんへクリスマスプレゼントとして暖かそうな靴下が配られました。

祝・百寿!松阪が誇るご長寿より
福祉サービスセンター松阪には、100歳を迎えられた利用者さんがいらっしゃいます。今回、広報・広聴課より改めてお話を伺いました。
現在、三重県内には1,449名、ここ松阪市内でも130名以上の方が100歳を越えてお元気にお過ごしです。まさに「人生100年時代」の地域の宝であるその方に、私たちがぜひお聞きしたい元気の秘訣を教えていただきました。
お名前は、西村善作さん。先日、松阪市の竹上市長よりお祝いの訪問を受けられました。市長も西村さんのあまりの元気な姿に驚かれていたそうで、その時のお話を大変嬉しそうに語ってくださいました。


100歳が教える、自分らしく生きるための極意
「生活の基本を大切に」
よく寝て、何でも食べること。腹八分目にし、よく召し上がる魚がお好きだそうです!軽く散歩をするなど身体を動かすこと。テレビを観るのも好きだそうです。
「自立と趣味」
身の回りのことは自分でする。5年前まで尺八を嗜まれていたという多才な一面をお持ちでした。
「笑う門には福来る」
よく話し、よく笑うこと。
「年齢という“縛り”をなくす」
自分の年齢を気にしない。それは、「何歳だからこうしなきゃ」という世間の縛りから自分を解き放ち、自由に生きることでもあります。
「今の自分を認めてあげる」
転んでしまった時も「今の自分はそういう体なんだ」と言い聞かせ、現状を否定せず受け入れる。そうすることで、無茶をせず、穏やかに次の行動へ注意を払えるのだそうです。
西村さんは日頃の施設での過ごし方について「ここの職員さんはみんな良い方ばかりで、本当にありがたいです」と心から感謝を伝えてくださいました。あえて要望を尋ねると、「今日のような楽しいイベントをこれからもたくさん開いてほしい!」と何とも前向きで意欲的なリクエストをいただきました。
昭和100年の節目に、!ポジティブなエネルギーを繋いで
今年は「昭和100年」という節目の年でもあります。激動の時代を歩んでこられた西村さんのお言葉は、長寿の秘訣を超えて、人生のヒントになりました。今の高齢者のみなさん方は、本当にお元気です!“あんな風に素敵に年を重ねたい”と、誰もが明るく前向きな気持ちになれました。
福祉サービスセンター松阪は、これからも皆さんの笑顔を支え、こうしたポジティブな「生きる力」を大切に広げていきたいと思います。