「公的年金制度の基本と自分に合った受け取り方」講演会開催
2026.06.30
6月24日(水)、桑名メディアライヴにて「くらしの見直し講演会」を開催しました。
今回は「年金」をテーマに、組合員が主体となり活動する「LPA(ライフプラン・アドバイザー)の会」のみなさんが、組合員のみなさんのくらしに役立ちたいという想いで企画・検討を重ね、毎年実施しています。
当日はオンライン34名、会場40名、計74名の組合員やそのご家族が参加され好評いただきました。講師には金融庁などでもご活躍されている栗本大介氏をお迎えし、複雑に感じられがちな年金制度の基本から、将来に向けた具体的なライフプランの描き方まで、分かりやすいお話がありました。


参加者の傾向と見えてきた「年金の課題」
今回の講演会では、これから年金受給を控えている世代の方の参加が多く見受けられ、非常に関心度の高いテーマであることが改めて実感できました。
一口に年金と言っても、それぞれの「これまでの働き方」や「これからのくらし方(何歳まで働くか、家族構成など)」によって、受給の仕方は一人ひとり異なります。「自分の場合はどうなるのだろう」という悩みや不安の声が寄せられ、それだけ日本の年金制度が複雑な仕組みであることが浮き彫りとなりました。



【参加された組合員・ご家族の声】
当日は、溢れる情報に悩む組合員の皆さんの「リアルな困りごと」にしっかり応えられた企画となり、高い満足度を感じました。
・これから年金受給が始まるのですが、日々ニュースやSNSで流れてくる様々な情報に、どれが正しいのか惑わされ ていました。今回お話を聞いて、何が正しいのかよく理解できました。
・夫婦で参加しました。二人ともまだ働いていますが、私たちはいつから年金をもらうのがベストなのか、何をもとに検討すればよいのかが明確になりました。我が家のシミュレーションを夫婦で始めてみます。

講演会の主なポイントを一部紹介
🔷公的年金と私的年金の仕組み
年金は大きく分けて、国が管理する「公的年金」の国民年金・厚生年金に加え、勤め先や個人で用意する「私的年金」があります。企業年金や近年注目されている、法改正がすすむiDeCo(個人型確定拠出年金)など、運用次第で受け取り額が変わる特徴があり、自分で用意する年金の重要性も持ち合わせています。
🔷「繰り上げ」と「繰り下げ」の判断基準どっちがお得?
年金の受給開始は原則65歳ですが、時期をずらすことが可能です。1ヶ月遅らせるごとに0.7%増額される仕組み。65歳受給と70歳受給(5年繰り下げ:42%増額)を比較した場合、81歳以上長生きすると繰り下げの方が総受取額が多くなりお得になります。ただし、時期を早める「繰り上げ」には障害年金が受け取れなくなるリスクもあるため注意が必要です。
🔷万が一のときのお守り「遺族年金」
会社員(厚生年金加入者)の夫が亡くなった場合の遺族厚生年金は、本来の4分の3が支給されます。若くして亡くなった場合でも、最低300ヶ月(25年)加入とみなして保障される制度があります。2028年から施行される制度の見直しについても詳しく触れられました。
🔷これからの「くらし」と向き合うために
単にお金を貯めるだけでなく、「いつまで働き、いつどんなイベントがあるか」を数字に落とし込むライフプラン(人生の設計図)の大切さや、高齢期のリアルな課題として親の認知症による口座凍結リスクなどへの備えについても触れられました。
このように、くらしの見直し講演会は年2回開催しています。
「こんなテーマで聞いてみたい」と思うことがあれば、ぜひご意見をお寄せください。
これからも、お金やくらしの不安や困りごとに寄り添い、解消のお手伝いをしていきます。
組合員の「くらしの困りごと」に寄り添い、要望に応える生協へ
コープみえでは、組合員メンバーで構成される「LPAの会」とともに、誰もが直面するくらしのお金の不安・困りごとを解消するお手伝いをしています。

「仕組みが複雑でよく分からない」「何が正しいのか分からない」といった、くらしの中の切実なお悩みや要望に耳を傾け、しっかりと応えていくことが生協の役割です。
日々組合員と接する中で「保険や年金などくらしのお悩み」をお聞きした際は、ぜひLPAの会の活動や、コープ共済・ライフプラン相談などのサポート体制へおつなぎください。
今後も職員と組合員活動が一体となり、組合員の要望に全力で応えていきます。