平和の絵本
絵本で平和のバトンパス
~絵本でつなぐ、想いをつなぐ、未来につなぐ~
今、戦争を知る世代が少なくなってきています。そして私たちもその一人です。悲惨な戦争を伝えていくことは、今を生きる私たちに託された使命です。
コープみえでは「平和な社会を未来へつなげたい」という想いから、平和の絵本の紹介とともに絵本の貸し出しを年間を通じて実施しています。 この機会に絵本を手にとり、戦争の記憶と平和の尊さ、平和への想いを次世代につなげていきませんか?
お一人で、ご家族で、絵本を読んでみてください。そして絵本を読んだ感想や平和への想いなどをお寄せください。寄せられた感想などは広報誌やホームページ、SNSで紹介します。たくさんの方が絵本を読むきっかけとなり、想いをつないでいければと思っています。
みなさんに平和のバトンをお渡ししました。平和な未来を願って…
コープ宅配の商品配達と一緒にお届けいたします。
ご返却は、絵本がお手元に届いてから2週間程度を目途にお願いいたします。
平和の絵本の感想
かこさとし作 講談社出版
- かこさとし先生の絵本が大好きで、「秋」という絵本も読んでみたいと思いました。戦争体験者の想いは私たちが想像しているよりもずっと辛く、悲しいものなんだとひしひしと伝わりました。辛い体験を思い出すだけでも大変なのに、絵本として私たちに伝えてくれた想いを無駄にしてはいけないと思いました。「平和について考える」とても意味のあることだと思います。多くの方に読んで欲しいと思った一冊でした。(T.K)
- かこさとしさんは、我が家にとってはなくてはならない大好きな作家さんです。(中略)かこさんの作品にこのような戦争を題材にされた作品を知らなかったので、今回絵本を見つけて親の私の方が興奮してしまい、お借りできたこと嬉しく思います。“青い空が澄んだ秋晴れは戦争のためにあるんじゃないんだ”この言葉を今も続くロシア、ウクライナ戦に届くといいなと思います。亡くなってからもなお、かこさとしさんが届けてくれるメッセージには熱い想いを感じます。 (S.N)
- 同じ戦時下に生きた私に戦争の恐ろしさ、命の恐怖のみならず、食べること、眠ること、未来を奪われることといった生きるためのあたりまえのこと全てが奪われることを、絵本を通してよくも伝えていただいたと”かこさとし”さんに感謝!ウクライナ、ロシアの戦争は敵も味方もない。命を奪うことにかわりはない。戦わずに話し合いで解決してほしい!それが私たちの宝である憲法九条です。大人たちもこの本を読んでほしいです。(坂本様)
- 映像プロパカンダ戦をテレビで観ました。情報に振り回された人々の不幸を思いました。戦後生まれのおばあさんです。父はもちろん戦地に赴き、母たちは堺で空襲にあい、疎開することになったと聞いていました。平和ボケの時期、なにげなく聞いておりました。二人とも亡き人になった今、もっとしっかり聞き、記録に残すべきだったと後悔しています。今もなお、世界中ではウクライナや各地で紛争が絶えません。見聞きする度、心が痛みます。一日も早く平和が訪れますよう祈らずにはいられません。(岸様)
- 子どもたちに読み聞かせる形で読みました。小学生の子は、じっと黙って最後まで聞いてくれました。「からすのパンやさん」でなじみのある作者も戦争を体験していることに、何かを感じとってくれたように思いました。(匿名)
いとう まこと作 たるいし まこ絵 大月書店出版
- 憲法のこころをやさしく伝えていただきありがたいです。「絵本で平和のバトンパス」の取り組みに感謝。(岸)
- 日常の生活の例えのおかげで、子どもにとって理解しやすい本でした。親としても、「こういう例え方をすれば色々な事を説明しやすくなるな~」と勉強になりました。「ハンディーキャップって何?」と子どもに聞かれ、少し説明するのに苦労しました。親目線で読んでもとても良い本で、小2の息子も静かに聴いていました。また読みたい1冊です。(ペンちゃん)
- 「一人ひとり同じではない。尊重していこう」を伝えてくれている絵本でした。日本は平和な国なので。ピンとこないかもしれませんが、改めて自分たちにできること、世界のみんなが幸せになれるように、心から願い、目の前で困っている人へ手を差しのばしてみようと思いました。小学生以上の子どもさんと一緒に平和であることのありがたみを感じられる本だと思いました。(N.T)
井上ひさし作、いわさきちひろ絵、講談社
- 大人(高齢者)の自分でも今回の図書を手にするまでは「憲法」とは無縁だったと思います。こんなに分かりやすく、こんなに大切なことが書かれているなんで一家に一冊は必要ではないかと思います。今回この1冊全てをまるごとノートに書き写しました。書きながら、一文一文が体に沁み込んでくるようでした。正しく伝えることが何より大切です。日本国憲法が新しく思えました。そして全てに平和への願いが込められていて、語りかけてくれています。憲法に初めて感謝の想いです。(キャット・しろ)
- 恥ずかしながら、今回憲法の前文をしっかり読むことができました。そこに書かれているすべて思い、行いが成し遂げられていればどんなにかこの国の人々は平和に豊かに生きていけるのにと。この憲法の主人公は日本国民一人ひとりです。今の日本を動かしている政治家に読み返してもらいだいものです。(J.K)
こやま 峰子作 塚本やすし絵 フレーベル館出版
- 絵本を見るまで知りませんでした。この絵本に出会えてよかったです。(K.K)
- 「ひろしま・祈りの石の会」発足についてのことを今更ながら、何故自分は今頃知ったんだろうと思いました。もっと早くこの絵本に出会えていたら…。14万人の原爆犠牲者の方々からの貴重な重く強い平和へのメッセージです。風化されてはならないです。もっともっと世界中の人々に知ってもらいたいと感じます。中学の修学旅行の見学では、平和への願いを当時の自分は感じていなかったと思います。いつかきっと広島平和記念資料館へ行きたいと思っています。(キャット・しろ)
天野 夏美作、はまの ゆか絵、主婦の友社出版
- 穏やかなおばあちゃんの壮絶な戦争の体験を、今生きている私たちが忘れないためにもたくさんの方に読んでもらいたい絵本だと思いました。 (K.K)
- 本来であれば幸せな家族写真ですが、つらい体験をしているいわたくんちのおばあちゃんは写真撮影は過去を思い出してしまいます。家族がそろっていられるのは、とても幸せなことだと思いました。未来を背負う子どもたちに平和が続くよう、戦争は絶対にしてはいけません。(はる)
- 何げない日常の学校の生活の中で、運動会で仲のよいお友達と敵になっても応援し合ったり…。おばあちゃんの戦争体験の中で、原爆の投下の一瞬ですべてを失った話から一時敵であっても普段は仲良くすることの大切さ、戦争のむごさなどが伝わってきた話でした。(y.m)
- 「戦争の悲惨さの語り部がいなくなっていくー」話を引き継いでいく子どもたちが、絵本を通じてこのように育っている事をよくわかった。しかし、この絵本を手にすることができなかったら…。コープみえのこの取り組みの貴重さに改めて感謝。(坂本様)
- いわたくんちのおばあちゃんの穏やかで幸せに満ちた生活が、8月6日を境に深い悲しみ、苦しみの日々になったことを、一発の原爆投下でもたらされたことを、一人でも多くの子どもたちにわかるようにと願いを込めて書かれた絵本だとわかります。巻末の家族写真に胸がしめつけられる想いでした。本当に戦争は嫌です!今、スーダンの人々はどんな想いをしておられることか…世界にはまだまだ悲しい現実が起きているのが苦しいです。(M.T)
武鹿 悦子作、江頭 路子絵、岩崎書店出版
- 子どもには自分の人生を全うしてほしい、銃などに握ってほしくないという願いは親であれば誰でも持っているはずです。その思いがまたその子どもに伝えられれば戦争なんてならないだろうに、どうしてなくならないんだろうと切なくなりました。でもこのシンプルな思いを伝え続けなければ!と強く思いました。(菜々)
- 生まれてきた子への愛情がたっぷりと感じられる絵本でした。戦争のない平和な世界が続くよう私も祈りたいです。(K.K)
- 平和の絵本にいっぱいいっぱい出会わさせていただき、本当にありがとう。絵本貸し出しの取り組みに心より感謝しています。こんなにたくさんの絵本があり嬉しいです。そして、その喜びを自分だけでなく、周りの人たちに伝えたいと思います。平和な日々が当たり前のお母さんの祈りを…!(坂本様)
- 7才の息子と読みました。毎日過ごす「あたりまえの生活」が「あたりまえ」ではない事。「あたりまえである事がどれほど幸せなのか」と思える本でした。絵もすごくやわらかく、後半は強く感じました。息子は「おかあさんがそう思っているんだ」とびっくりしていました。今、ニュースでウクライナ、ロシアの報道を目にします。本当に今、この時、同じ地球で戦争が起こっている事、もう一度、自分の身に置き換えて、何か私にも出来る事はないか?と強く思いました。(ペンちゃん)
- 赤ちゃんの誕生によって、つながっていく生命。その生命を守っていくのには豊かな自然、暖かい人の愛情、戦争のない平和な世の中が大事なことを優しい色彩で描かれていて、胸が暖かくなりました。最後のお母さんが赤ちゃんを胸に抱いた絵がいのりの気持ちあふれていてとても好きです。おかあさんのいのりは、すべての人のいのりでもあるなあと思います。(M.T)
- 母と一緒に読みました。母は戦争を体験しています。まだ子どもだったので、ただサイレンが鳴ると防空壕に入っていた、周囲の大人が終戦になり帰ってきていた、くらいの記憶です。「おかあさんのいのり」この絵本に描かれている母親の子どもへの想いに共感しました。そしてこの想いを言葉で伝え続け、一人ひとりが今の平和なくらしを実感し、感謝の想いを持てば戦争は起きないのになと思いました。(N.T)
- 表紙と2枚目の赤ちゃんの挿絵に胸を打たれてグッときました。読んで更なる母親の何とも言えない純粋な気持ちが表現されていてむ胸を打たれます。”わたしがまもってあげなければ…たくましいわかものになう日まで”の想いは、戦中での辛い背景の中、母親としての全身からこみ上げてくるものだったのではないかと感じました。(キャット・しろ)
- ある日、あかちゃんが産まれた。おかあさんが子どもを育てながら成長していく様子をつづっている。そして、どうかこの子どもが銃などを持って戦争に行くことがないようにと心から願っている。気持ちとても伝わってくる本です。(ちーちゃん)
宮川 ひろ脚本 梅田 俊作絵 童心社出版
- 毎日安心して働いて、家族揃って食事することはとっても嬉しいことだと思いました。産婦人科もなく、医師もいない。やっぱり元気で産まれることは誰しもうれしい。若者になり、おこうおばさんがとりあげた子どもたちも、お国のために戦争に行き戦死して帰ってきた。(中略)産まれた赤ちゃんたちを戦争に行かさないでと願うおこうおばさん。平和のありがたさが心に響きました。(T.H)
せなけいこ作絵 ポプラ社出版
- エスカレートをどこで止められるか、第三者の出番が必要かな…。紹介されている絵本は今回で全部読まさせていただきました。本当に良い企画に感謝しております。ありがとうございました。(坂本様)
- 3才の娘と読みました。3才の娘でも内容が理解でき、とても読みやすかったです。「おひさま」「おつきさま」しか登場しないお話かと思っていたのですが、互いに仲間がいたり、2人がけんかする事によって、悲しむ他の登場人物がいたり、いろんな視点で考える事が出来ました。シンプルな言葉で深く考える事や娘と話し合う事ができたので、借りて良かったと思いました。(ペンちゃん)
- 直接的な戦争の話ではないが、小さな子どもたちには理解できるのではと思い、読ませてもらいました。日常あるちょっとしたケンカが、国と国となると、戦争に発展するのだということが少しわかってもらえたかな…(ちーちゃん)
- うちの子どもに伝わったかはわかりません。「けんか、あかんな―」、「これはせんそうちがう、てっぽうでてこないし」と言いました。ちょっとした思い違いや、ほんとささいなことが、拡大していく大変になると改めて思いました。(ピース)
つちや ゆきお作、たけべもといちろう絵、金の星社出版
- この本を読んだのは何年ぶりでしょうか…。人間の身勝手な戦争により、動物の残酷な姿が描かれている何度読んでも涙の出る絵本です。戦争は二度としてはいけません。 (K.K)
- 夜寝る前、4歳の娘たち(双子)と読みました。この本はある程度理解できたようです。戦争の話より、殺される「ぞう」がかわいそう…と言っていました。なぜ殺されているのかはあまり理解できていませんでした。 (平野勇次様)
- 何度も読んだ本です!2人の男の子の孫にと思い、この絵本を借りました。クリスマスプレゼントに考えていましたが、そのお母さんが持っていることを聞き、再度読みました。思うたび涙が出て、本当にかわいそうな3頭のぞうの姿と言葉を伝えたくペンをとりました。動物園の飼育員に芸をして食べ物をもらえる事を願って息を引き取るまで、骨と皮だけになった巨体の前足を上げ、飼育員さんにねだったそうです。ぞうもかわいそう、飼育員さんもかわいそう!亡くなったぞうの胃袋は「たらい」位の大きさだそうです。その中には、一滴の水も食べ物もなく命を閉じたそうです。戦争は生きている生物に悲劇です。欲から始まる人間の行動に、今一度思いを直すという行動も必要かなと思ってます。(T.S)
- 戦争の影響が動物園にまでおよぶなんて、自分がこの年になるまで想像もしていなかったことに驚きました。もし、自分がその渦中にいた人間だったら、胸が痛くて、内緒でも象に餌やりに通ったかもしれません。私の感想文というよりも、今の子どもたちに絵本を読み、その子の感想を聴きたいです。次世代へ伝えることは絶対に大事だと思います。キャット・しろ)
- 5歳の男の子に読みました。保育所でも読んでもらったと言いましたが、何度でも絵本を通して平和や生命の大切さを心に刻んでいってほしいと思います。新しい企画でとてもよいと思いました。私自身も知らなかった絵本に出会える機会を得ました。(マーネイ)
和歌山 静子作、童心社
- 今までに考えてみたこともない”くつ”の運命や”くつ”の目線での思考をあらためて見つめることができました。当たり前のように自分の体の一部のように”くつ”は付いている物であっても、この絵本にあるように戦場まで行きボロボロになってしまうまで…”くつ”はいろんな場面を見て肌で感じてきている様子が伺える気がして…みらいにせんそうはいらない…のひとことが当たり前だけど”くつ”が教えてくれているのだということが心に強く伝わってきます。(キャット・しろ)
アーサー・ビナード作 ベン・シャーン絵 集英社出版
- 被爆した第五福竜丸は、伊勢市の強力造船所にけん引され修復されました。地域の方は放射能汚染に神経を尖らせ、造船所の職員は町の銭湯利用にも気を使ったとか?一昨年、この造船所にアーサー・ビナード氏が訪れ、講演を聞く機会がありました。絵本をめくり、当時の空気を思い出したひと時でした。(坂本様)
マーガレット・ワイルド作、フレヤ・ブラックウッド絵、アーサー・ビナード訳、岩崎書店
- 戦争中の大変な状況で、お父さんが昔の人たちの話が書かれた本を宝ものとして守るように息子に託し、息子もそれを守って次の世代へつなぐ様子を見て、大事なことを語り継いでいく大切さ、人の強さを感じました。爆弾で物は壊されても人の気持ちまでは壊されない。ただ気持ちに大きな傷を負わせることも忘れてはならない。安心して毎日を送れ、次世代に引き継いでいく、当たり前に思えることが、実はとても幸運なことなのだろう。毎日の生活の中で、自分の子ども達にもそれを伝えようとこの本は思わせてくれました。(T.S)
- おとうさんの気持ち、ピーターの気持ち、そして作者の気持ちが重なって心の「強い絆」のようなものを感じながら読みました。「金や銀より、もちろん宝石よりも大事だ」というおとうさんの言葉を純粋に受けとめたピーターの強く逞しく、感動しました。自分のかばんをあきらめて、おとうさんから託された大事な箱をしっかりはこんだピーターは、何とおとうさん想い。そして先々の平和への思いをしっかりはこべる人物になっていく人だと感じました。(キャット・しろ)
- 分化や歴史的な遺産が戦争によって壊されていくということが、しみじみと語られている、大人にとっても感動するお話です。小学校高学年から大人まで。(ちーちゃん)
アーサー・ビナード作、写真:岡倉 禎志、童心社出版
- 原爆の恐ろしさを一枚の写真が語りかけてきます。当たり前の日常が一瞬にして奪われたかと思うと、胸が苦しくなります。この事実を決して忘れてはいけない。平和な世界を願います。(y.y)
- 原爆によって残されたものがリアルに伝わり、改めて戦争の恐ろしさを感じます。未来へ語りついでいってほしい絵本です。(K.K)
- 「新型爆弾投下!」縦型に大きな活字が1面紙いっぱいに浮き出された、あの日の新聞を改めて思い出させます。”新型爆弾は地上に落下する途中で爆発するそうや”、”なら直撃を食らわなくていいんじゃないの?”。わからない人たちの会話でした。石段に影のみ残して一瞬に溶かしてしまう熱線、はぎ取られた皮膚を垂れさせながら死んでいく…。原爆の恐ろしさがよみがえりました。地球から核兵器が無くならない!あの時の教訓を活かさなくちゃ、今こそ唯一の被爆国である日本がその役割を果たすべきです。この絵本を多くの人たちに読んでもらうため、生協のこの取り組みに感謝したい。(坂本様)
田畑 精一作、童心社出版
- 桜のイメージからかけ離れた絵本でした。桜というと、私たちの目を楽しませてくれる幸せの象徴のだと思っていました。しかし戦時中は、桜の潔さを例えて戦意を高めるために使われていたのです。桜は昔から日本人にとって特別なものだということはわかりましたが、昔の軍人さんを思うと何ともいえない気持ちになりました。 (y.y)
- パッと咲いてパッと散る、大和だましい!そんな軍国少女を生きた時代が悲しいです。”二度と戦争をしない”憲法九条の大切さを今こそまわりの人々に伝えたいです。(坂本様)
- 日本中のどの桜の老木も同じ時代の流れの中を今日まで世の中を見守ってくれていたんだと感じます。そして軍歌にまつわる歌詞にも「同期の桜」での言葉がすごく重く感じてならないです。暗闇の中へ沈んでいくような気持ちになってしまいます。しかし、この時代の実態を正直に伝えていくことが次世代の人が本当の平和を作り上げていってくれる基礎だと思いました。この本から学べた戦争の後悔、悔しさ、悲しみを決して二度と繰り返さないこと、世界中が誓ってほしいです。(キャット・しろ)
- さくらは初めて読みました。淡々とした語りですが、その当時の状況や子どもだった作者の思い、家族の事、平和への思いが強く印象に残りました。カバーの後に紹介したあった、中・韓の平和絵本も読んでみたいと思いました。(まーねー)
児玉 辰春作、おぼ まこと絵、童心社出版
- 大事な人や物を一瞬で破壊してしまった原爆。後に残った人たちの怒りややるせなさ、「やっぱりさんりんしゃでおもいっきり遊べる平和な世の中」を願う気持ち。次世代の子どもたちは、決してこのようなおもいをさせてはいけないと改めて思いました。絵本は悲惨なこともやさしく伝えてくれるので、自分事として考えられるように思いました。ありがとうございました。 (y.m)
角田 光代作、西 加奈子絵、原作:向田 邦子、小学館出版戦
- 戦火の下、制限された辛い日常の中、家族どうしの愛、思いやる気持ちが伝わってきます。 (M.T)
- いつの時代も、親が子を想う気持ちは変わらないのだと思いました。戦争中で幼い子までも疎開に出さなければいけない状況。すごく不安な気持ちが伝わってくる絵本でした。 (ミッキーちゃん)
- お父さんはいつもおこっている人とはいっても、子どもに対しての愛情は深く偉大さを感じました。最初に「字のないはがき」の題では、薄暗いイメージしかありませんでしたが、ものすごくお父さんの知恵が詰まったものであると実感しました。よく思いついたアイデアだと思いました。何でもできることを実行していくことの大切さを学びました。平和への思いにつながることだと思います。(キャット・しろ)
デビッド・マッキー作、なかがわ ちひろ訳、光村教育図書
- 読んだ後にもう一度読みました。本当の強さとは…読むたびに考えさせられました。子どもにも、もちろん大人にとっても読みごたえのある絵本だと思います。(Y.Y)
- 平和のために自分にできることって何があるのかなって思っておりましたが、こういった機会に出会え、小さな一歩。子どもと読ませていただいたことで、子どもに平和について考える機会ができ、感謝申し上げます。「せかいでいちばんつよい国」世界はつながっているんだなぁと、子どもと話しながら読ませていただきました。最後はほっこり読みえ終えました。(S.U)
岩崎 ちひろ作、岩崎書店
- 小学4年生の娘と読ませていただきました。4年生の娘には少し内容が難しく、わかりにくかったようですが、岩崎ちひろさんの絵がとても印象的だったようでした。平和な戦争を知らない世代、子どもたちにはちょっと早かったかな。ある意味で有難いことなのですが、平和の大切さ、戦争のない有難さを感じてほしいです。(SU)
あまん きみこ作 上野 紀子絵 あかね書房出版
- 5歳の子どもにはまだ内容が理解できないようでしたが、”かげおくり”は今度一緒にやってみようと話しました。戦争が恐い、家族が離ればなれになる寂しさなどは理解できたようです。(chirimama)
- ちいちゃんの行動や思いが優しく穏やかに表現されていますが、私の胸に詰まってくる程、やるせなくなりました。今すぐにでも絵本の中に入っていって、ちーちゃんを抱きしめたい思いに駆られる場面ばかりです。綺麗ごとの感想ではなく実直にそう感じ涙しました。(キャット・しろ)
いぬい とみこ作、津田 櫓冬絵、金の星社出版
- 「ちょっとまだ難しいかな?」と思いながら、6才の息子に寝る前に読みました。神妙な面持ちで静かに聞いていて、読み終わると布団をかぶってしまいました。「ぼうやのびょうき、なおる?」と心配そうに聞かれ、「治らんかもなぁ…」と答えました。全然関係ないところで仲良くくらしていた家族が、爆弾で元のくらしに二度と戻れなくなってしまう怖さを親子で感じました。自分ではなかなか選ばない本なので、機会があってとても良かったです。 (r.k)
- 小学4年生の娘での文脈からっ戦争の話だったのだとわかったようでした。以前、戦争のお話を読んだ時には、怖すぎて読みたくないと言っていた娘でしたが、海の中のお魚たちの話だったせいか、怖がることなく一緒に読み終えました。読み終えた後、お医者さんにも治せないトビウオのぼうやがかわいそうだと、しばらく被爆の恐ろしさについて親子で話す機会となりました。また機会があればぜひ借りたいです。ありがとうございました。(SU)
中川 ひろたか作、長谷川 義史絵、河出書房新社
- 穏やかな瀬戸内海の海は昔と変わらないのに戦争により、特に広島の歴史は辛く、苦しく大きく動いてきた現実が、戦争体験のない自分にも胸の中が苦しい思いでいっぱいに…今年82才を迎えた(主人公)お母さんがあの頃は兵隊さんのお兄さんの差し入れを届ける純真な姿が痛いほど伝わってきます。絵本の短い文章の中からもとても重くて長い作者の思いが伝わってきました。(キャット・しろ)
- 私は3~4歳くらいで終戦で全く戦争の記憶はありません。でも2人のおじがゲートルをまいていた事やあたたかそうな帽子を持っていたので、寒い所へ行っていたのかと思い、そして又おじ等2人も戦争のことは何も話さずに故人になってしまいました。以前、生協の方と一緒に広島の原爆記念式典にも参加させていただき、又息子ともう一度広島を訪れました。(J.N)
くさばよしみ編、やまなかももこ絵、汐文社
- サーロー節子さんがスピーチで訴えても今なお核を保有する国があり、戦争をしている国があります。唯一の被爆国である日本が声をあげていかないと改めて思います。(K.K)
- サーロー節子さんの長年の平和活動での成果というか世界からの理解が得られて、良かったと思います。この機会に読ませていただき、更に心打たれるものがありました。必ず孫に伝えていきます。(キャット・しろ)
指田 和作、野村 たかあき絵、文研出版
- 宇根さんの献身的に命の底から湧き出る平和への思いの尊い活動を、谷さんが引き継がれたことへの感動で、万感の思いでいっぱいでそれに尽きます。宇根さん、谷さん、本当にありがとうございます。大きな感謝とお疲れ様でございましたとお伝えしたいです。私こそこの事実を若い世代に語れる機会があればと思っています。絵本での文章で要所をノートに書き留めました。まず孫には話してやりたいです。(キャット・しろ)
安里 有生作、長谷川 義史絵、ブロンズ新社出版
- 自然があって家族がいて、生き物も人間もみんなが気持ち良く過ごせるのはとても素敵なこと。子どもが真っすぐにそう願うことを奪うようなことがあってはならない!大人の責任です。(菜々)
- 絵がとてもかわいいです。(本の中の)「このへいわがずっとつづいてほしい みんなのえがおがずっとつづいてほしい」私も切に願います。(K.K)
たにかわ しゅんたろう作、Noritake絵、ブロンズ新社出版
- 寝る前に双子の4歳の娘たちと読みました。娘たちは「平和」、「せんそう」という言葉を聞いたこともなかったですし、もちろん意味もわかりません。イラストをみせながら、「これどんな感じ?」と質問しながら読みました。最終的に「へいわ=なかよし」、「せんそう=さみしい」と理解したようです。 (平野勇次様)
- シンプルなイラストと谷川さんの言葉で平和と戦争について想像がふくらみました。読みすすめていくと、敵と味方、どちらも同じ人間だよ。と、やさしく教えてくれて胸がジーンとあたたかくなりました。日本だけでなく、世界中の平和を願うばかリです。お貸しいただきありがとうございました。(M.S)
田島征三作、童心社
- 誰が「ぼく」の立場にあったとしても同じことを伝えたのではないかと思います。「めいれい」という言葉が戦争中には当たり前で逆らうことが出来ない辛くてならない言葉です。この絵本は教科書に載せてほしいくらいです。(キャット・しろ)
二見 正直作、福音館書店出版
- かわいらしい絵につられ、手にとりました。王様ときつねのやりとりがコミカルで次はどんな大砲がでてくるか、親子で笑って楽しめる絵本だと思いました。ふと、今世界で起こっている争いを思い出しました。絵本のように、無意味な争いに早く気づいてほしいと思います。(y.y)
- 軍拡競争の無意味を改めて知らされました。より大きく、より強く…でなく、よりかしこく、よりやさしく…ですね。(坂本様)
- 表面上は楽しい絵本でした。内容を考えると深いなと思いました。大砲(兵器)は、「持っていると使いたくなる」ので、持たないのが一番だと思います。(ピース)
半藤 一利作 塚本 やすし絵 大月書店出版
- この先も読み継がれてほしい絵本だと思いました。戦争は絶対にしてはいけない!(K.K)
- 組織活動推進課
- 059-271-8503
- 月~金 9:00~17:30