平和の取り組み
平和とよりよき生活のために...
2度にわたる世界大戦の経験から、世界の協同組合は現在にいたるまで絶えることなく反戦・平和を、協同組合の大きな課題として追求しつづけてきました。日本の生協運動も戦争によって破壊的な被害を受け、「平和とよりよき生活のために」を戦後の生協運動のスローガンとして、平和を願う広範な方々とともに運動を積み重ねてきました。生協の平和運動は「子どもたちの未来のために平和な世界を残したい」という組合員の願いから出発しています。みんなが幸せに生きていける社会をめざして活動する生協にとって、「平和」はもっとも大切なテーマです。
組合員みんなの協同の力で、再び戦争の惨禍が起こることの無いように、平和を守る運動を広げていきましょう。
●原爆被爆体験文集づくり
コープみえでは長い年月の間に少しずつ風化していく被爆体験を次世代に継承していくことはできないだろうかと三重県在住の被爆者の方々の集まりである「三重県原爆被災者の会」のみなさんと話し合ってきました。そこで被爆・終戦から60年を迎える2005年、コープみえ組合員とその家族が聞き取りボランティアになって被爆者の被爆体験をお聞きし、一緒に「聞き、語り、伝えたい」活動に取り組みました。製作費用についても広くカンパを呼びかけて、多くの方々の参加型の文集として、2005年6月に完成しました。
●ここにもあった戦争の跡
三重県にも空襲の跡や工廠(兵器工場のこと)などの戦争遺跡(負の遺産)が残っています。みなさんの近くにある戦争遺跡。普段は見過ごしていませんか。
毎年、夏休みを利用して親子で学習研究し、平和について考えて見ましょうと「戦争遺跡めぐり」を行なっています。ひとつの遺跡からたくさんのことが見えてきます。当時の人々の暮らしに想いを馳せてみましょう!2006年も7〜8月に伊勢と津と津市周辺コース、四日市・鈴鹿・亀山コースの戦跡めぐりが開かれました。
| 鈴鹿市・亀山市 | 伊勢市 | 志摩地域 | 津市 |
■参考資料
「三重の戦争遺跡(増補改訂版)」つむぎ出版 三重県歴史教育者協議会編集
ここで紹介した三重県の戦争遺跡は、ごく一部です。「三重の戦争遺跡」では、北勢〜紀州の戦争遺跡と様々なエピソードを詳しく紹介しています。県立図書館ほか公共の図書館にもあります。1998年初版出版以降、調査を続ける中で新たな戦争遺跡やそれにかかわる事実がいっそう明らかになりました。2006年8月に増補改訂版を出版しました。

三重県歴史教育者協議会
元愛知大学講師
山口謙次さん
「初版本で紹介した戦争遺跡の中にはすでに消滅したものもあります。遺跡に刻まれた傷跡も見にくくなってきています。しかし、その地域住民の暮らしに刻まれた傷跡は今なお痛ましく残されています。」(増補改訂版 はじめより)
「三重県内どこでも戦争遺跡はあり、悲しい体験の跡、戦時下の重苦しいくらしの跡を見ることができます。国民全てが戦争に動員され、たくさんの命が奪われ、郷土が荒らされました。戦争遺跡を訪ねながら平和の大切さを考えてほしいと思います。」
■戦争の遺品を展示しています
- 四日市市立博物館 四日市市安島1−3−16
常設展示で四日市空襲について紹介しています。 - 香良洲町歴史資料館 一志郡香良洲町6320
海軍航空隊予科練の門やその他の遺品があります。
■三重県各地の戦跡や戦争資料をたくさん紹介しています
●少年少女ヒロシマの旅
平和な世界をつくる願いを、未来に伝えていくことを託し、子どもたちだけでヒロシマを訪れる取り組みです。春休みに、東海三県4生協(めいきん生協、コープぎふ、みかわ市民生協、コープみえ)の生協組合員の子どもたち(小学4〜6年生)が2泊3日で「ヒロシマ」を訪れます。核兵器の恐ろしさなどを知るため原爆資料館などをめぐり、被爆体験の話を聞いたりして平和や命の尊さを学びます。また、この3日間の旅を通して子どもたちどうしの助け合いや思いやりの心を育みます。
2006年はコープみえより男の子1人、女の子4人の子どもたちが参加しました。(写真は2006年参加者4生協全員(25人))
●3・1ビキニデー
1954年3月1日、太平洋ビキニ環礁で日本の漁船「第五福竜丸」が、アメリカの水爆実験による「死の灰」を浴びて被爆しました。この3月1日を「ビキニデー」として「第五福竜丸」の地元の焼津を中心に核兵器廃絶や平和を願う集会が毎年開催されており、コープみえからも参加者を募り、参加します。
>> 第五福竜丸の写真と東京都立 第五福竜丸展示館のサイトへ


●ピースリレー
平和への思い・願いを「ピースアクションinヒロシマ・ナガサキ」へ
被爆・敗戦61年の今年、全国1,000カ所で30万人が参加して、平和への思い、願いをリレーし、8月の「ピースアクションinヒロシマ・ナガサキ」につなげていきます。
2006年の取り組みにつきましては、ピースアクション2006・ピースアクションの様子をご覧ください。
●ピースアクション in ヒロシマ
核兵器と戦争のない21世紀を「私たちの声をヒロシマから世界へ」をスローガンに、8月4日〜6日の3日間、全国から平和と核兵器廃絶を願う生協の組合員や市民が広島に集まり、被爆体験を聴いたり、戦跡を訪ねたり、平和祈念式典にも参加します。ヒロシマの地が、今ある平和と生命の尊さを教えてくれる企画です。被爆61年の今年、2006年は組合員親子3名と職員1名が参加しました。
●ピースアクション in ナガサキ
核兵器と戦争のない21世紀を「私たちの声をナガサキから世界へ」をスローガンに、8月7日〜9日の3日間、全国から平和と核兵器廃絶を願う生協の組合員や市民が長崎に集まり、被爆体験を聴いたり、戦跡を訪ねたり、平和祈念式典にも参加します。ナガサキの地が、今ある平和と生命の尊さを教えてくれる企画です。被爆61年の今年、2006年は組合員2名と職員2名(新人職員含む)が参加しました。
●沖縄戦跡・基地めぐり

沖縄平和ネットワークガイドの伊庭さんと
1945年3月末、史上まれにみる激烈な戦火が、この島々を襲いました。90日にも及ぶ鉄の暴風は、島々の山容を変え、文化遺産のほとんどを破壊し、20数万もの尊い人命を奪い去りました。沖縄戦は日本に於ける唯一の県民を総動員した地上戦であり、アジア・太平洋戦争で最大規模の戦闘の地でありました。7月2日に米軍の沖縄戦終了宣言がされます。その後沖縄はアメリカ領となりました。
1969年(昭和44)11月の佐藤総理―ニクソン会談で沖縄の〈核抜き本土なみ〉返還が合意され、沖縄返還が実現したのは1972年5月15日のことです。
戦後沖縄の人々が、米国の軍事支配の重圧に抗しつつ、21世紀の今日なお、まだ米軍基地問題を抱え、平和を考える上で私たちが見過ごせない沖縄戦の歴史的教訓が学べる企画です。
戦後61年の2006年に、今年もコープみえではこの企画に取り組みました。組合員2名人と職員1人が参加しました。
●平和への想い
各地の平和の取り組みに参加できなくても平和を願う組合員の方はたくさんみえます。こうした方々からの戦争体験、平和への想い、メッセージなどを寄せ合い、文集にして平和の大切さを広げていこうという取り組みです。毎年、県内各地から様々な世代の方から応募をいただきます。今年寄せられた「平和への想い」をご紹介します。
■あなたの平和への思い・願いをお聞かせください。ホームページ「ご意見欄」でご投稿いただくか、別紙にメッセージをお書きいただき、本部・組合員活動推進課まで、配達時や店舗などでお出しください。お住まいの地域、お名前の明記を必ずお願いします。
●ユニセフ募金
ユニセフが1979年に呼びかけた世界のこどもたちのためのキャンペーンに呼応して、募金活動をスタートしたのが生協のユニセフ活動のはじまりです。随時、店舗や共同購入での募金のほかユニセフ協会と一緒になった取り組みで募金を募っています。
2009年度 コープ・ユニセフ通常募金として365,582円、フィリピン台風緊急募金へ105,303円、サモア地震津波緊急募金へ195,302円、スマトラ地震緊急募金へ105,302円、ハイチ地震緊急募金へ863,149円を送金しました。
2008年度 コープ・ユニセフ通常募金として378,603円、ガザ地区緊急募金486,974円、ハンドインハンド募金30,310円を送金しました。
引き続き、募金活動にご協力をお願いいたします。
●書き損じハガキ等回収キャンペーン(2010年)
コープみえでは、2004年から取り組みを始め、書き損じハガキ、未使用ハガキ、使用済みテレフォンカード、中古の音楽CD・DVD、中古ゲームソフトなどの回収キャンペーンに特定非営利活動法人ハンガー・フリー・ワールドと連携し、取り組みをすすめています。
世界には、慢性的な栄養失調に苦しむ人たちが多くおり、飢餓が原因で亡くなる子どもは5秒に1人といわれています。このキャンペーンは、世界60億人が直面している飢餓・貧困の現状から、飢餓のない世界を創ろうという活動を、お家にある書き損じハガキなどを送ることによって支援します。
いま世界では、飢餓人口が史上最多の10億2000万人を超えています。一方で、日本はたくさんの食料を輸入しながら、年に1900万トンもの食べ物を廃棄しています。その量は、世界の食糧援助の3倍、中には、食べ残しや賞味期限切れなど、まだ食べられたはずのなのにゴミとして捨てられているものが500〜900万トン含まれているといわれています。(2010年)
コープみえでの取り組み
2010年「1,010件」の参加、「1,740,021円の換金額」との報告がありました。(日本全国からは、全体で約4477万円)
寄せられた善意は飢餓のない世界を創るために、バングラディッシュ、ウガンダ、ベナン、ブルキナファソの保健センターなどの活動費・井戸の建設・食物の生産活動等に有効活用されます。
<2010年キャンペーンによる支援状況>
バングラディシュ 524万円
子どもの栄養改善と職業訓練を目的とした初等教育学校での農園設立
ウガンダ 496万円
森林伐採による砂漠化による貧困飢餓救済のため、果樹栽培育苗指導、技術学校の施設整備と環境保護、栄養改善事業
ベナン 496万円
農村部における女性の権利啓発および識字教育事業
ブルキナファソ 496万円
安全な水供給のための井戸修繕・管理事業
特定非営利活動法人ハンガー・フリー・ワールド(hungerfreeworld)
URL http://www.hungerfree.net/



